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バイオガス発電に関するよくある質問

バイオガス発電に関する「よくあるご質問(FAQ)」をQ&A形式でご紹介します。 さらに詳しく知りたい方、またこちらに記載のない疑問をお持ちの方は、当社までお気軽にお問い合わせください。

Q1,バイオガス発電のメリットを教えてください。

Answer

バイオガス発電は、農業残渣の家畜糞尿、食品廃棄物などを使い電気と熱をつくる発電であり、 それらを利用してエネルギーにすることで化石原料の使用を減らすことができ地球温暖化防止に役立ちます。
また、バイオガス発電は24時間安定した電力となり、電力会社にとっても供給しやすい電力で最近は、設置した地域の非常電源としての有効利用なども検討されています。大きな送電設備を利用せず、 小さな送電供給網を整備するスモールグリッドにも活用されようとしています。
また、バイオガス発電は発酵後の液体や固形物が肥料として農業利用できる為、無駄の無い発電と言えます。

Q2,バイオガス発電を導入するにあたり、敷地面積はどの程度必要
ですか?

Answer

250kw~700kwの発電事業であれば、原料の取扱量はおおよそ20tから50t程度と考えられますので、 平地で2,500から3,000㎡必要です。

Q3,バイオマス発電とバイオガス発電の違いは何ですか?

Answer

バイオマス発電は木質などのペレットやチップ、固形鶏糞などを燃焼させてそこから発生する熱や蒸気でタービン発電するものを言い大規模な設備が必要になることがあります。 バイオガス発電は、食品残渣や家畜糞尿などを原料にして微生物の分解後に得られるメタンガスでエンジンを回して電気を作る発電のことを言い、ヨーロッパでは農業の一環として取り組まれるほど一般的な発電です。

Q4,バイオマスって何ですか?

Answer

バイオマス(Biomass)は、動物・植物などを由来とする生物資源の総称を指す生態学用語です。バイオマスを用いた原料をバイオ原料といい、 有機残渣はすべてバイオマスに該当します。バイオマス発電とバイオガス発電は熱エネルギーを生み出す方法が異なりますが、どちらも原料はバイオマスです。

Q5,バイオガス発電を始めるにあたり、どのような費用が発生するか
教えてください。

Answer

日本のバイオガス発電は、大まかに分けると、バイオガス発電システム一式、原料ヤード、堆肥固形物ヤード、 発酵後の液を処理する水処理設備か保存して液肥と使うために貯留する漕が必要です。その地域で固形肥料や液肥の利用の推進をお勧めします。 工事の内訳は、造成工事、基礎工事、プラント工事、建屋工事などが必要になるます。

Q6,バイオガスプラントの建設にはどれくらい期間がかかりますか?

Answer

上記で例に挙げた規模のプラントを建設する場合、受注から竣工まではおよそ12ヶ月程度かかります。

Q7,「バイオガス発電は発電効率がよくない」と聞きましたが、本当ですか?

Answer

正しく運用されていない施設が多いように思います。当社では豊富な経験と実績により、正しい運用方法をご提案いたしますので、発電効率は上がります。

Q8,バイオガスプラントの設置に補助金などはありますか?

Answer

はい、ございます。補助金には国(環境省)から出るものと、各都道府県から出るものがあります。 補助金の受給には制限や条件などがありますので、詳しくは当社までお問い合わせください。

Q9,実際、バイオガスプラントはどのくらい普及しているのですか?

Answer

バイオガス先進国のドイツでは、農家を中心におよそ8,000基のバイオガスプラントが稼動しています。 最近ではタイなど東南アジアでもバイオ原料の利用が進んでいますが、日本では認知が遅れているため数えるほどしかありません。

Q10,農家でバイオガス発電を導入するメリットを教えてください。

Answer

最大のメリットは、大量に発生する有機残渣を、「ゴミ」ではなく「資源」として活用できるということです。 そのため、農家が補助金に頼らずに安定した収入を得るための手段として注目されています。

Q11,バイオガスプラントを将来的に増設することはできますか?

Answer

はい、当社のバイオガスプラントなら比較的容易にできます。従来のプラントでは発酵槽タンクを設置するのに専用基礎を設けているのですが、 当社では独自の安全システムを用いて耐震対策を行っており、専用基礎が不要です。 そのため基礎にかかる費用を削減することができ、ベースプレートにボルト止めしている構造のため移設も容易にできます。